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2014.08.22 スタッフブログ
ツキ板ってご存知ですか?突板とも書きます、最近はプリントものが増えてお値打ちな量産製品に押されていたツキ板も昨今、本物志向なお客様が増え見直されてきました。そんなツキ板の加工現場を見せていただく機会にめぐまれました!
ツキ板とは?天然木を紙のような薄さに薄くスライスした天然木の化粧材のことです。たとえばこんな感じ
スライスは機械ですが、干したり並べたりは人作業。それはそれは手しおにかけております。以下作業風景にて
?? 出荷を待つツキ板さん、圧巻です よく見ると年輪が。この塊で何百枚か?
ああああああああ
詳しい人が見れば垂涎、チーク材など現在では手に入らない材料もたくさん見ることができました。
ところでなぜツキ板にするのか?↓?
木は性質上水分を含んでいるため、無垢の建具やテーブルなどの家具は そり が出るため、よほど乾燥をしっかりさせたり予測をして加工しなければならない 繊細な素材です。
天然の木を薄くツキ板に加工する事で水分量が均一に近くなり割れや歪みが極限まで軽減されます。このことから天然木をいろいろな物や場所に使用できるようになります。壁に張る、床に張る、扉、家具など、、。
また、みかけは本物の木なので重厚感があります。高級旅館、ブランドショップなどでこの仕上げを使用したりしています
昨今 床材だったらフローリング、またはドア、よ~くみると木の柄のプリントが張られたものがほとんどです。よく見ないとわかんない とおっしゃる方もいます。またデザイン性であえて選んだり、均一な柄がたくさん作れるので量産できます。しかしプリントはベニヤにシールをはったもの、 木の香りまではしません。また、これだけの作業の手間を考えると、高級の理由も納得です。今では減ってしまった中川運河付近の製材所を引き継ぐ
老舗のプライド を感じたツキ板店見学でした。
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