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2013.04.26 スタッフブログ
建て替え、リノベーションにかかわらず住宅用の断熱材は現在、いろいろな工法やいろいろな材料があり
いったいどれを選んだらいいか一般の方にはわかりにくくなっています。
いろいろな分類がありますが簡単にまとめると工法では
内張り断熱工法(充填工法)と外張り断熱工法に分けられます。
材料ではロックウール・グラスウールなどの繊維系断熱材、ウレタンフォーム・ポリスチレンフォームなどの
発泡樹脂系断熱材、それにセルロースファイバーやウールなどの自然素材系断熱材に
大きく分類できるのではないでしょうか。
それぞれに長所・短所があり、適した工法があり、性能の差があります。
ネットで検索すれば上記の長所・短所をつらつらと並べたサイトがたくさんあり
情報には不自由しません。
しかしこの情報量の多さがかえって混乱を引き起こしています。
で、どれがいいの?と。
結論から言えば正しい施工で省エネ基準の地域基準を満たす断熱材であれば
断熱材の種類は何でもいいです。(できればいわゆる次世代省エネ基準)
ただし正しい施工がされるのであればですが。
断熱材は家の外回り全体を極力隙間なくぐるりと取り囲むのが正しい施工方法です。
しかしまだまだ断熱材の正しい施工方法ができない工務店、もしくは気にもかけていない
工務店が存在するのは事実です。
どれだけ高性能な断熱材を使用しても隙間だらけの施工では
正しい施工方法の一般的な断熱材には家全体の断熱性能で考えると
隙間だらけの高性能な断熱材<<<<<<正しい施工方法の一般的な断熱材
となります。個人的には断熱材は見えない部分なのでコストパフォーマンスの良い
高性能で安価な繊維系断熱材が良いと思っているのですが好みの問題なので
正しい施工方法で省エネ基準を満たすのであればやっぱり何でもいいと思います。
よくある繊維系断熱材の短所に「壁の中で湿気を吸ってずり落ちてしまって
断熱材の機能をはたしていない」なんてコメントがありますが
これは正しい施工方法ではないので判断基準には加えなくてよいと思います。
壁の中に湿気がたまる施工、ずり落ちるような断熱材の留め方、論外です。
そもそも築20年から40年ぐらいの住宅ではまだまだ断熱材というものを
よく理解している工務店が少なかったのです。
(それより以前に建てられた住宅は断熱材なんか入っていなくて壁の中は土壁があるだけでした)
そのため多くは間違った施工方法で繊維系の断熱材が施工され
今になってその不具合が明るみに出ています。
私も築年数の古い住宅をたくさん見てきましたがやはり正しい施工方法で
留められている断熱材はずり落ちていませんし内部結露もおこっていませんでした。
いかに正しい施工方法が後々になって大事かということがよくわかります。
あらためて結論です。正しい施工で省エネ基準の地域基準を満たす断熱材であれば
断熱材の種類は何でもいいです。(できればいわゆる次世代省エネ基準)
ただし正しい施工がされていることが必須。
もっと詳しく知りたい方は下記メールフォームにてお問い合わせください。
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とはいえ断熱材の種類をあれこれと悩むよりも
建て替え、リノベーションにかかわらず新しくなった家でどんな生活をしたいかということを
家族全員で話し合うことや正しい施工をできる工務店を探すことなど
他に悩まなければならない重要なことはたくさんありますよ。
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